ダイヤモンドコア工事、非破壊検査、斫り(はつり)、ハンドクラッシャー、ウォールソー工事などは埼玉県戸田市の有限会社ディーディーシー

コラム

水中のコンクリートの穴あけ工事について

コンクリートの穴あけは地上だけではなく、水中でも土木工事として行われています。その施工方法ですが、コンクリート穿孔作業自体は地上で行う場合とおおよそ同じようになっています。まず、コンクリート構造物に穿孔用の位置を出します。そこに穿孔機械をアンカーを設置するなどして固定し、穿孔機械であるコアドリルにダイヤモンドコアビットをセットしてその刃を回転させながら押し込んでいく事で穴あけしていきます。そのコアドリルは水圧の影響を受けず、シーリングが行われていて外部からの水の浸入が無い、そして外部に作業中に油が漏れ出ないように、油圧式のものを使用して行います。また、コアドリル以外にも準備作業や小口径の穿孔の場合は削岩機も使用します。しかしそれ以外の準備や作業状況が地上での作業と全く異なる点です。施工が水中で有るために、作業員は専門の者が潜水作業の装備をして行います。そして穿孔機械や潜水具以外の機材をいろいろ使用します。作業を水上でもモニターするためのカメラに、作業のやり取りをするための無線機や有線電話機、水中用スピーカーに照明類も使用します。また、作業場所までの移動には船舶を使用、水中以外にも水上にも機材を設置する必要が有ります。当然、海中の場合は特に天候気象に影響されますし、地上よりも視界は悪くなります。船上からの施工管理の技術も必要となる為、地上での作業よりもさらに繊細さと危険度が高い作業となります。