ダイヤモンドコア工事、非破壊検査、斫り(はつり)、ハンドクラッシャー、ウォールソー工事などは埼玉県戸田市の有限会社ディーディーシー

コラム

コンクリートに穴あけをする桜掘りコア抜き工事について

コンクリートに穴あけをする工事は、コアビットの直径の大きさによって、穿孔した穴の大きさが決まりますが、コアビットの大きさを上回るサイズの円形を穿孔する事も可能にするのが、桜掘りコア抜き工事です。その方法は、任意の大きさの円形をコンクリート構造物に墨だしして、その円周の墨に沿って、コアビットで穿孔して、墨だしした円形をつなげていく事で、墨に描いた円形をくりぬく事が出来るという工法になります。この時、隣り合うコアビットでの穿孔を重ねる事がポイントとなり、それによって奥行きのあるコンクリートに大きな穴を開ける事が出来ます。この作業は、横向きに行う場合、穿孔作業が進む程、くり抜くコンクリートが自重で応力が発生しますので、それを動かないように固定しながら作業する必要が有ります。その固定方法は、鉄骨などを組み上げて行います。そして、穿孔が終了して残った塊をいよいよ取り出しますが、大きいものでは数トンにもなる塊を簡単には引き出す事は出来ません。そこで、組み上げた鉄骨を利用して、塊を吊り込みながら徐々に引き出していきます。また、真下方向に桜掘りコア抜き工事を行う時はそのような固定まで必要は有りませんが、くり抜いたコンクリートの塊は最終的にはクレーンで吊り上げて取り出します。このような、抜き取ろうとする円形よりも小さいサイズのコアビットを使用して、連続したコアによる穴あけをつなげる事でコンクリートをくり抜く工事を桜堀りコア抜き工事と呼んでいます。主な用途としては、大きい直径で深さの有る穿孔をする時に、既存の大きさのコアビットで対応出来ない穴あけをする時に行います。