ダイヤモンドコア工事、非破壊検査、斫り(はつり)、ハンドクラッシャー、ウォールソー工事などは埼玉県戸田市の有限会社ディーディーシー

コラム

穿孔工事で発生する騒音や振動について

建物などで壁に穴を開けたり、物を固定する場合に穴を開ける穿孔工事は比較的良く行われる工事ですが、その騒音や振動は比較的大きなもので、しかも断続的なもののため非常に不快な印象を受けることが有るものです。その為、その騒音や振動の内容を把握し、適切な防音を心がけることが工事の効率を上げ、且つ適切に工事を行うためには非常に重要な要素となります。
穿孔工事に於いて最も問題となるのは、インパクトドリルによる衝撃音です。インパクトドリルはコンクリートなどを振動で破砕しながら穴を開ける構造のため、コンクリートを叩く衝撃音が非常に大きく、本来のドリルの回転音は比較的小さいため、この衝撃音が大きな問題になるのです。
通常工事の際にはドアを閉め出来るだけ音が外部に漏れない様な工夫を行うことも有りますが、振動音は床や壁面を伝い拡散するため、ドアを閉めてもその効果は薄いものです。しかも実際には粉塵の問題により完全にドアを閉めるといったことができない場合も多いため、その騒音が外部に拡散してしまうことも有り、大きな問題になる危険性があります。
穿孔工事を行う際にはこのような機器の騒音特性を理解し、事前に可能な対策を行うことが重要です。学校や病院など建物内に人がいる状態で穿孔工事を行わなければいけない場合には、その工事内容と騒音特性を良く理解し、許容できる工事とそうでない工事に分類して工事スケジュールを立てて実行することが要求されます。