ダイヤモンドコア工事、非破壊検査、斫り(はつり)、ハンドクラッシャー、ウォールソー工事などは埼玉県戸田市の有限会社ディーディーシー

コラム

穿孔工事に使用する機材:湿式ハンドコアドリル

穿孔工事で使用する機材のコアドリルには、小型軽量のハンドコアドリルを使って作業を行う事がよくあります。そのハンドコアドリルには、水を使用する湿式ハンドコアドリルと水を使用しない乾式コアドリルとに分かれます。
湿式ハンドコアドリルの用途ですが、建物や構造物の壁や床、天井などに配管やケーブルなどを通す孔をあける作業に主に使用します。特に固定式の機材では施工しにくい場所や狭い場所での穿孔作業に適しています。
湿式ハンドコアドリルの特徴として、切削に水を使用しますが、水道や給水タンクなどから給水しながら作業を行います。水はカッター先端部に供給され、切削抵抗を下げながら切削くずの排除とコアビットの冷却を同時に行いつつコンクリートを穿孔していきます。また、切削廃水はドリルの先端部分にセットした集水装置で回収しますので、周辺を不用意に濡らさずに作業する事が出来ます。環境に配慮するという面では、作業で発生する振動はほとんど無く、騒音に関しても、水を使用する事で作業音をかなり抑えた穿孔工事が可能となっています。穿孔工事の機材としての性能は、孔の大きさは130ミリまで、孔の深さは200ミリまでなら施工可能となっています。そして、孔の大きさによってはハンドコアドリルを構造物に固定して作業を行います。コアビットは湿式専用の物を使用します。また、電源は単相100V を使いますので、特別な電源を準備する必要が無く、様々な作業現場で使用する事が可能となっています。